こんにちは!

私が三葉虫クラブのおじさんです。

(モロッコにて。右側)

  

 

 

 

 

 

 

    

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  CH-13.  2009 ツーソン模様

町のすぐ外は、あのサボテンが大木のように林立し、棘を持つ色々なの草や木が人の侵入を妨げる乾燥地帯。人家のすぐ側までコヨーテやペッカリーが餌を探しに現れる。あの西部劇で有名なツームストーンの町もあり、インディアン居留地もある。今でも西部劇が似合う景色に囲まれた場所、

そのアリゾナ州のツーソンで世界最大の高級宝石、宝飾、鉱物、化石、ガラスビーズあるいはアフリカ芸術など様々なショー、展示会が開かれる。その数は大小35以上にもなり、世界各国から集まった出店業者は数千に上ると思われ、巨大な恐竜の骨格や、どうやって運んできたのかと思われる巨大な水晶や隕石あるいは数億円もする宝石など、この種の品物は何でも揃っている。それを目当てに世界各地からプロやアマの買い手が集まる。

私たちももう毎年やってきて、はや15年以上になります。最初は宝石鑑別士として様子見に訪れたのですが、巨大は市場、溢れる品数、品種を前に、一体何が起こっているのかわからないままぼうぜんとしていました。それでも通ううち、3,4年して何とか様子がわかるようになり、今はちょっとした“通”ぶっています。

全く化石など関係なかったのが、そんな時、偶然、出店していたモロッコ人に誘われ、三葉虫の世界に踏み込み、もう10数年経ちます。その間に随分と三葉虫の世界も変わって来ました。数量や品質の点で大変な様変わりです。当時抱負にあった品種が今ではすっかり姿を消してしまったのも結構あります。そして新たに新種が登場してきて、三葉虫の不世界の深さを知ります。

今年は不況の影響がもろに出て、来場者がかなり減り、閑散とした会場や出展取りやめのところもありました。顕著だったのはこの数年、参加が増えた中国や韓国の人たちの、傍若無人とも言える大声で話す声がすっかり無くなってしまったことです。かの国の状況がそのまま反映したのでしょう。

お蔭で日本人参加者が今年は目立ちました。

またいつもは100軒以上はいるのではないかと思われたモロッコ人の店が激減しました、やはり影響は大きいのでしょう。

それでもかなりの出店があり、本物偽物取り混ぜて店を広げていました。

さて、モロッコ三葉虫といえば、その裏側には偽物注意と言う警告文があるといっても過言ではないと、言えるようなオンパレード、どれが偽物か見分けて歩くのも面白い物です。今回、Horst Burkard が各種偽物をカットして断面を見せていました。彼の許可を得て、その数々をここに掲載します。

あまりにも偽物が良くできているので、本物など買う必要がないのではという気にもなります。

蛇足ですが、お買いになった三葉虫の真偽を見分けるため火をつけたら燃えてしまったということを時々聞きます。せっかく買ったもの偽物でも破壊してしまってはもったいない。

そこで見分ける秘法、ブラックライト(23000円くらい)で、プラステック、接着剤部分が蛍光を発して見る事ができます。結構良く見えますが、かすかな光なので真っ暗にする必要があります。化石の世界でこの方法が知られているかどうか知りませんが、私は宝石鑑別士の資格と取ったときに学びました。